本日の記事は、ふるさと納税についてです。
会社にお勤めの皆様は、そろそろ「市県民税の特別徴収税額の決定通知」がお手元に届くころではないでしょうか。
これが届いたら、ふるさと納税をやった方は、必ず確認した方がいいと思うので今回のブログを書きました。
ふるさと納税は、市県民税から寄付金税額控除されているか確認するまでが、ふるさと納税です。
皆さん、子どものころ「遠足は、家に帰るまでが遠足です」って言われたことありませんか。
今回の納税の場合に言い換えると「ふるさと納税は、市県民税から寄付金控除されているか確認するまでが、ふるさと納税です」と言えます。
いきなり、何言ってるんだと思われるかもしれませんが、大事な話です。
ふるさと納税をしたのに、税額控除されていなかったら、単なる寄付です。いや、寄付精神あふれる方で、節税とかお得とか関係ねーし、みたいな方ならいいのですが、そうではないのなら、控除されているか、きちんと確認した方がいいです。
確定申告した方、ワンストップ制度を利用した方、それぞれちゃんとそれが反映されているかを確認しましょう。
確認方法
じゃあ、どうやって確認すればいいんだっていうことになるんですが、ここで登場するのが、5月ごろに届く「特別徴収税額の決定通知」です。これ、結構大事な書類です。熟読してほしいくらいです。
で、今回のふるさと納税の確認をする際に見るべきは、「税額控除額」です。自治体によっては、ふるさと納税の寄付金控除をいくらしていますみたいに書いてくれるところもあるようですが、そうでない場合は、ここで確認します。
具体例
例えば自分の場合、昨年1万円のふるさと納税をし、ワンストップ制度を使いました。(もちろん全額Tポイントを使いました。玄海町にふるさと納税をし、ハンバーグをたくさんもらいました。食費が浮いたし、おいしかったです。)
なので、ふるさと納税の自己負担額2000円を差し引いた、
1万円ー2000円=8000円が控除されていればOKです。
そこで、税額控除額欄を見たところ、市民税から8401円、県民税から2101円が差し引かれています。足してみると
8401円+2101円=1万0502円でした。
あれ?超えてんじゃんってなったんですが、ちゃんと理由があって、調整控除ってやつです。
調整控除
平成19年度の税源移譲に伴い生じる所得税と住民税の人的控除額の差に基づく負担増を調整するため、住民税所得割額から調整控除額を減税 (税額控除) してくれます。
計算方法の解説は長くなりますが、計算自体は簡単なので、そこだけ見たい方は下の方の自分の場合の具体例まですっ飛ばしてなんとなく把握してください。
調整控除額
下記の【表2】で算出した「人的控除額の差の合計額」(一番右端の該当の物を足し算します)を【表1】に当てはめて計算をします。
合計課税所得金額 | 控除額 |
---|---|
200万円以下 | (イ) 人的控除額の差の合計額 (ロ) 住民税の合計課税所得金額※ のいずれか少ない額の5% (特別区民税3%、都民税2%) |
200万円超 | (イ) {人的控除額の差の合計額 - (住民税の合計課税所得金額※-200万円)}の5%(特別区民税3%、都民税2%) ただし、この金額が2,500円未満の場合は、2,500円。 |
※調整控除の算定の基準となる「合計課税所得金額」は、課税総所得金額・課税退職所得金額及び課税山林所得金額の合計額をいいます。
表2
人的控除の種類 | 所得税 | 町県民税 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|---|
配偶者控除
|
一般配偶者(69歳まで)
|
38万
|
33万
|
5万
|
|
老人配偶者(70歳から)
|
48万
|
38万
|
10万
|
||
扶養控除
|
一般扶養親族(16歳から18歳まで)
|
38万
|
33万
|
5万
|
|
特定扶養親族(19歳から22歳まで)
|
63万
|
45万
|
18万
|
||
一般(成年)扶養親族(23歳から69歳まで)
|
38万
|
33万
|
5万
|
||
老人扶養親族(70歳から)
|
一般
(同居老親以外) |
48万
|
38万
|
10万
|
|
同居老親等
|
58万 |
45万
|
13万
|
||
障害者控除
|
普通障害
|
27万
|
26万
|
1万
|
|
特別障害
|
40万
|
30万
|
10万
|
||
同居特別障害
|
75万
|
53万
|
22万
|
||
本人
|
寡婦・寡夫
|
27万
|
26万
|
1万
|
|
特別寡婦
|
35万
|
30万
|
5万
|
||
普通障害
|
27万
|
26万
|
1万
|
||
特別障害
|
40万
|
30万
|
10万
|
||
勤労学生
|
27万
|
26万
|
1万
|
||
基礎控除
|
38万
|
33万
|
5万
|
調整控除計算方法具体例
というわけで、調整控除の説明は長かったんですが、計算の仕方は、簡単で
例えば、自分の場合、合計課税所得金額が200万以下で、①に当てはまる金額は基礎控除の金額の5万だけで②の金額と比べると、①の方が断然少なかったので、
5万×5%=2500円が調整控除額になりました。
控除分は、6月から来年5月の間その分安くなります。
この税額控除分ですが、所得税のように振込還付はされません。
6月から来年5月までの住民税が控除分安くなります。
自分の場合1万0500円の控除だったので、毎月約800円安い金額の住民税を給料から天引きされるということになります。
ふるさと納税を本当にお得な制度として利用するには
ここから分かっていただけるかと思いますが、ふるさと納税は、2000円自己負担して、8000円分市県民税を前払いするだけの制度です。
なので、本当にお得な制度として利用しようと思えば、工夫しなければなりません。
その方法としては、
①【一番のおススメ】YAHOO公金払いからふるさと納税をし、Tポイントでその支払いを済ませる。
今回前述の通り、自分が利用した方法ですが、ふるさと納税の支払いを全額(一部でも可)Tポイントで済ませる方法が一番おすすめです。
Tポイントを利用すれば、手元の現金が減りません。
それなのに、翌年の住民税がその分安くなるので、お得感は最高です。
自分はこのためにTポイントを1年間集めています。今、前回のふるさと納税から半年たっていますが、すでに5000Tポイント貯まりました。あと半年でさらに5000Tポイントを貯めて、1万円分のふるさと納税をしようと考えています。
で、このTポイントを貯める時に一番威力を発揮してくれるのが、Yahoo!JAPANカードです。カードの申し込みと取引だけで8000Tポイントがもらえますし(自分の場合初年度はこれでふるさと納税しました)、Tポイントがめちゃくちゃ貯まります。自分は基本このカードは月に多くて2万、普段は1万くらいしか使っていませんが、5の付く日やYahoo!ショッピングやLOHACOでの買い物などでTポイントが何倍にも貯まっていくので、すっごい貯まります。
②クレジットカードで支払い、クレジットカードのポイントをゲットする
特別徴収される人は、給与天引きなので、市県民税をクレジットカードで支払うことができません。しかし、ふるさと納税なら、クレジットカード決済可のところを選べば、クレジットカードで支払え、その分クレジットカードのポイントがもらえます。そして、2000円分の自己負担分に相当すると自分で納得できるお礼が出る自治体を選びましょう。
ここで重要になるのは、還元率の高いクレジットカードを使うことです。クレジットカードのポイント還元率は、0.5%~1.25%以上と幅広いです。
例えば3万円ふるさと納税をカード決済した場合、
0.5%の還元率のカード=150ポイント
1.25%の還元率のカード=375ポイント
このように倍以上の差が出ます。
そこで、自分がおすすめするクレジットカードはREX CARDです。このカードのポイント還元率は1.25%です。ポイントはすべてキャッシュバックに利用でき、キャッシュバック手数料もかかりません。
バーコードの付いた、払込票でしか支払いができない自治体の場合は、セブンイレブンでクレジットカードチャージしたnanacoで支払えばクレジットカードポイントが得られます。(この場合は、ポイントがもらえるカードが限られており、Yahoo!JAPANカードであれば0.5%のポイントが得られます)
③必要なものがもらえるところに寄付をする。ふるさと納税を多額にする方は、小分けにしていろいろな自治体に寄付してみる。
複数の自治体にふるさと納税をしても、自己負担額は2000円と変わりません。なので、1万ずつとか小分けにしていろいろなところに寄付して、いろいろな返礼品をもらった方が、お得になります。特に最近政府の政策で返礼品の上限が設けられましたので、この方法の方がお得になることもあります。
また、返礼品だからと、高級商品ねらいの方も多いと思いますが、2000円分の自己負担分であるからこそ、自分に必要なものをもらえる自治体にするというのも一つの考え方だと思います。
自分の場合は、両方狙いです。今年は2万円分、お米を返礼品としてもらえるところに寄付する予定です。これで、1年半分の米がまかなえます。さらに、また別のハンバーグを返礼品としてもらえるところに寄付する予定です。去年もらったハンバーグも夜ご飯に大活躍でした。
今回おススメしたYahoo!JAPANカードとREX cardを申し込む際はハピタス経由がお得です
このハピタスというサイトは今回のようなクレジットカードの申し込みや口座開設などだけではなく、普段の楽天やYAHOOやLOHACOなどでのネットショッピングの際にサイトを経由するだけでポイントがゲットできるお得なサイトです。
今ならYahoo!JAPANカードを申し込み、発行されれば、6000ハピタスポイントがゲットできます(期間限定のみんなdeポイント案件です)。ハピタスでは6000ポイントは現金6000円に手数料無料で等価交換できます。さらに、Yahoo!JAPANカード自体のキャンペーンで8000Tポイントももらえるので、合計1万4000円相当がもらえ、今はめちゃくちゃお得だと思います。
また、REX CARDは、現時点でカード発行で1500ハピタスポイント(=現金1500円:換金手数料無料)がもらえます。(ハピタスの検索バーで検索すればヒットします)さらに、REXCARD自体のキャンペーンで最大5000円分のキャッシュバック枠がもらえます。合計6500円相当がもらえ、こちらもかなりお得な時期です。
◆1ハピタスポイント=1円の現金に手数料無料で交換振込できます。Amazonギフト券やitunesギフト券に交換すれば、2%増量されて交換できます。