【月10万円配当計画・配当金入りました #038】セイコーエプソン（6724）編｜ビジネスモデルの終焉と“次の一手”を勝手に語る

2025年11月28日、セイコーエプソンから配当金が入りました。

1株ホルダーなので、配当37円 → 税引後31円。地味に嬉しいタイプの配当。

ただ個人的に思ったのはひとつだけ。

この上げ相場で株価落ちるって逆にすごいよね？（褒めてないけど）

買値1,971円 → 現在1,915円でマイナス2.81%。

まぁ「めっちゃ下がってたから買った」という理由に尽きる。

■ 財務ざっくり（マネックススカウターで確認）

※分析ソース：マネックス証券「銘柄スカウター」

投資するならこのツール最強。というか無いと無理まである。

• 売上：右肩上がりとは言い難い。波あり。
• 営業CF：ずっと黒字 → これは強い。
• FCF：たまに赤、最近も赤。ただ全滅ではない。
• 自己資本比率：約50%をキープ → まだ耐えてる。
• 有利子負債比率：48%→27%へ改善 → 評価ポイント。
• 配当利回り：3.86%とそこそこ良い。
• ROE：6.83% → 高くはないが稼げてはいる。

財務は完璧じゃない。でも「超割安に落ちてたら拾う」なら全然アリ。

私もそのパターンで買ったタイプ。

■ ここから本題：エプソンはどこへ行くのか？

◆ 元は最強の“カートリッジ商法”だった

大学の経営の授業で言われた言葉、今も覚えてる。

プリンターは本体を売ってるんじゃなくて、カートリッジで儲けてる。

これ聞いた時、普通に鳥肌立った。

「天才かよこのモデル」って。

だけど終わりは突然きた。

純正以外使えないのは独禁法違反 → 判決。

あれで完全にゲームチェンジ。

カートリッジビジネスは崩れ、プリンター時代そのものが落ち着き始めた。

だから今のエプソンはこう見える：

大容量タンクで延命しながら、次の牙が生えきらない状態。

きつい。けどまだ死んでない。

◆ 本当は突破口あったと思ってる

手書き文字のOCRこそチャンスだった。

• でも英語OCRはもう標準化
• 日本語手書きはまだ満足度低い
• PDF変換・Word変換の精度は改善余地あり

だから、社員の家族総動員で筆跡データ集めてでもやる価値ある。

ルイス・フォン・アンみたいな人呼び寄せるくらい本気出せば普通に世界は無理でも日本は取れる領域。

でもやってない。

やれないのか、見てないのか、資本が許さないのか。

印刷産業の“黄金期の残り香”で生きてる感じが正直否めない。

◆ もう一つの生き残り手、あると思う

プロジェクターを液晶並みにクッキリ映せる技術。

現状の弱点＝透け感。

光が環境に負ける。

ここを突破したら家庭でもビジネスでも再評価される。

技術的に絶対無理とは思わない。

むしろやったら覇権ある。

◆ 完全に遊びアイデア（でも結構好き）

動画をレシートみたいに印刷 → くるくる手巻きで再生する玩具。

エプソンの技術で“ノスタルジー × アナログ × 動画”を作る。

カップルが夜にくるくる回して思い出見るとか最高にエモい。

こういう余白が会社にあれば、ブランドってもう一度立ち上がる。

受け取った書類（株主通信より抜粋）

• プリンティング：売上↑ 利益↓
• ビジュアルコミュニケーション：売上↓ 利益↓
• マニファクチャリング・ウェアラブル：成長気配
• 不要金属のリサイクル新工場が稼働
• 配当は継続して出している姿勢は◎

本当に今が変革のタイミングなんだと思う。

ここで攻め切れるかどうか。勝負どころ。

▼ 一株投資するなら絶対セットで持つべき

◆ マネックス証券口座

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株投資は自己責任。株の購入を推奨するものではありません

▼ まとめ

• 配当31円、ありがたく受領
• 株価は微下落だが想定内
• 会社は過渡期で変革待ち
• OCR強化 or プロジェクター革新が突破口
• 余白ビジネス（エモ玩具）もワンチャン

エプソンが本気を見せられるか？今が正念場。

📌 最新ポートフォリオ & 配当進捗（2025/12 時点）

■ 銘柄一覧（税引後配当ベース）

■ 現状の投資成績

💬 1ヶ月281円 → コーヒー1杯まではまだ遠い。

でも「積層していく過程」こそ最高のエンタメ