金額は 41円(1株)。

1株あたり配当金50円、そこから税金が引かれて41円です。
正直、金額自体は小さい。
でも私はこの「1株からの配当」を、
■ 上新電機の保有状況
- 購入単価:2,305円
- 現在値:2,630円前後
- 含み益:約+14.9%
とはいえ、私はこの株を
「値上がりしたら売る」目的では持っていません。
40年分くらい配当金をもらわない限り、売る気は特にない
──基本そんなスタンスです。
■ 上新電機の業績をざっくり見る(いつもの忖度なし)
細かく見ても前回と大きくは変わっていません。
- 売上高:右肩上がりではないが、安定して維持
- 営業利益:今年はそこまで悪くない印象
- 営業CF:過去に1度だけマイナス
- フリーCF:ちょいちょい赤字(小売らしい)
- 自己資本比率:30%台後半〜40%台後半を行ったり来たり
→ 現在 45.2%
- 有利子負債比率:昔は約80% → 今は 50%台前半まで低下
(もう一声減らしてほしい)
- ROE:3.26%(正直低い)
- 配当利回り:約 3.8%
完璧ではないけど、
配当を切らず、
しかも来期からは
👉 年1回 → 年2回配当 に変更予定。
■ 配当計算書と「紙文化」への好感
今回も配当金計算書と一緒に、

最近は
「QRコードから見てください」
が増えていますが、正直あれ、めちゃくちゃ面倒。
紙でサッと読めるのは、
それだけで好感度が上がるんですよね。
社長挨拶では
- 賃金伸び悩みで節約志向
- でも猛暑でエアコン需要は好調
- Windows10終了に伴うPC買い替え需要
などが書かれていました。
実際、私も今年は買い替え組。
ただ、PCではなく iPadに逃げた派 ですが。
とはいえ、
iPadも家電量販店で買えるわけで、
どっちに転んでも需要はあるよね、という話。
■ 大株主構成で見える、上新電機の“らしさ”
個人的に毎回いちばん好きなのが 大株主の一覧。
- 日本マスタートラスト信託銀行
- 日本カストディ銀行
……もうね、
私の持ち株、全部ここ出てくるんじゃない?
ってくらい常連。
他にも
- 第一生命
- 損保ジャパン
- 三井住友信託
- 三菱UFJ信託
など、金融機関がずらり。
上新電機ならではなのは、ここ👇
- シャープ株式会社
- 上新電機取引先持株会
- 上新電機従業員持株会
このあたりが上位に顔を出してくる点。
これって要するに、
👉 仕入先・取引先・現場サイドが株を持っている会社
ということなんですよね。
金融機関だけで固められた株主構成よりも、
- 実際に商品を卸している側
- 実際に店を回している側
が株を持っているのは、
「短期でどうこう」より
長く商売を続ける前提 の色が強い。
一方で、
創業者一族がドンと居座っているタイプでもない。
このあたりは、
良くも悪くも“堅実な関西系量販店”
という印象そのままです。
■ 株主として初めて上新電機でネット注文してみた
最近、ちょっとした家電が欲しくて
初めて上新電機のネットショップを使いました。
結論から言うと、
株主だから贔屓したわけじゃなく、普通に一番良かった。
■ ポイント10%還元のカラクリ
多くの家電量販店って、
ポイント10%還元!
って大きく書いてありますよね。
でも、実際の価格を見ると…
- 大手量販店:11,580円(10%ポイント)
- 上新電機:10,720円(1%ポイント)
これ、冷静に考えるとどうでしょう。
実質負担で見ると
- 大手量販店
→ 実質 10,422円相当
※ただしポイントはその店限定
- 上新電機
→ 実質 10,613円
しかも大手の10%ポイントは
「またその店で買わないと意味がない」。
自分で上乗せして払った分を、後で返してもらって喜んでいる
──この構造、どこかで見たことありませんか?
■ ポイント還元=蛸足配当説
投資をしている人なら聞いたことがある
「蛸足配当」。
自分の資産を削って配当を出して、
それを受け取って喜ぶアレです。

家電量販店の高還元ポイントも、構造はほぼ同じ。
自分で払ったお金を
別の形で返してもらって
「得した気分」になる
正直、私はこれがずっと不思議でした。
■ 本当にポイントが欲しい人へ
それでも
「ポイントが欲しい」
という人は一定数いると思います。
だったらおすすめはこれ。
- ハピタスポイントは 現金化できる
- Amazonギフト券などにも交換可
- 家電量販店ポイントと違って 増やせる可能性がある
ポイントの決定的な弱点は、
増殖しないこと。
現金なら投資もできるし、用途も自由。
期限もありません。
■ 上新電機、もっと評価されてもいいのでは?
今回使ってみて思ったのは、
- 価格が素直
- サイトがシンプル
- 変な煽りやごちゃごちゃ広告が少ない
「ついで買い」を狙わないUIは、
刺さる人にはかなり刺さると思います。
株主目線を抜きにしても、
普通に良いネットショップでした。
■ まとめ
- 上新電機から 配当金41円
- 業績は派手じゃないが安定
- 配当は継続&年2回へ
- 大株主に「取引先・従業員・シャープ」がいるのは特徴
- 一株優待を“広告”として活かせなかったのは本当にもったいない
- でも、実際に使うと店としてはかなり良い
- ポイント10%還元は冷静に見るべき
-
現金化できるハピタスの方が良い
ポイントで釣るより、
最初から安くしてくれた方が信頼できる。
上新電機は、そっち側の店だった。
だから私は、
最初から安い店+現金化できるポイント
を選びます。
▪️そもそも私が上新電機を買った理由は「一株優待という、めちゃくちゃ優秀な広告戦略」 でした。
■ 銘柄一覧
銘柄|配当金(税引後)|購入単価|株数|備考
信越化学工業|43円|4,244円|1|
ABCマート|29円|2,583円|1|
トヨタ自動車|114円|2636円|2|
三菱マテリアル|41円|2,397円|1|
NTT|420円|151円|100|
マニー|56円|1,434円|3|
上新電機|121円|2,305円|1|
SEED|13円|513円|1|
日清オイリオ|73円|4,790円|1|
京セラ|21円|1,473円|1|
ニップン|27円|2,116円|1|
日本フエルト|1594円|484円|100|
ヤマダHD|1,036円|451円|100|
亀田製菓|34円|3,950円|1|
アステラス製薬|30円|1,494円|1|
MRK HD|80円|9,900円|1|売却
日本製鉄|64円|2,938円|1|
三井E&S|16円|1,595円|1|売却
日本CMK|16円|351円|3|売却
村田製作所|68円|2,174円|2|
石油資源開発|24円|1,093円|1|
東京海上|73円|5,361円|2|
伊藤園|18円|3,305円|1|
Canon|64円|4,235円|2|
ブリヂストン|93円|6,006円|1|
INPEX|41円|1,690円|1|
日清紡HD|16円|891円|1|
GDEPアドバンス|19円|―|1|売却
積水ハウス|115円|3,238円|2|
日本駐車場開発|7円|249円|1|
大和コンピューター|17円|1,170円|1|
安川電機|28円|2,775円|1|
オービック|31円|5,284円|1|
コンドーテック|22円|1450円|1|
マネックス|14円|722円|1|
セイコーエプソン|31円|1971円|1|
日清食品|29円|2804円|1|
商船三井|68円|4616円|1|
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■ 累計
• 累計配当金(税引後):4,574円
• 累計投資額:213,111円
• 月換算配当: 約381円/月
▼お得
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→ 長期で積む人ほどコスト意識は大事。
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株投資は自己責任。株の購入を推奨するものではありません



