【月10万円配当計画、配当金入りました＃025】日清紡ホールディングス（3105）編｜繊維会社なのに通信で生きてる件

日清紡ホールディングスから、

9月5日に16円の配当金が入りました。

本来の配当金は18円なんですが、税金が引かれて手取り16円です。

購入単価は891円。

買った理由はシンプルで、かなり安値圏＆配当利回りが4％近かったから。

さらに、40年減配していないという鉄壁の実績。

チャートを見ても10年単位で安値圏だったので、

「まぁここで買っておけばいいでしょ」くらいのノリで買いました。

正直、当時はスマホ・EV需要の低迷で業績は悪化してたけど、

一応半導体関連でもあるし…ということでお試しの1株です。

📈その後の株価

現在は1,120円前後まで上昇しており、

＋25〜26％の含み益。

私は「40年分の配当金をもらわないと売らない」主義なので、

当然まだホールド中です。

📊ざっくり財務メモ（マネックススカウターより）

• 売上高：なんとなく右肩上がり
• 営業CF：ずっと黒字で優秀
• フリーCF：3〜4年に1回赤字になる
• 自己資本比率：35〜40％台
• 有利子負債比率：近年80％を超えており、やや重め
• ROE：3.95％（低すぎ）

配当性向は55％。

「頑張ってらっしゃるけど、これ以上の増配はちょっときつそう」なラインですね。

こうした財務や業績は、’’マネックス証券の「マネックススカウター」’’を使うと見やすく分析できます。私も普段のチェックで使ってます。

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株投資は自己責任。株の購入を推奨するものではありません

💬ここからが本題：株主通信がツッコミどころ満載だった件

正直、数字で買ったので特に愛着はゼロだったんですが、

届いた株主通信があまりに味わい深かったので、

今回は「ツッコミ専用コラム回」としてお届けします。

🧠ツッコミ①：社長コメント、詩経が泣いてる

トップページの社長挨拶にあった言葉。

「思無邪　思いよこしまなし」──論語より

って書いてあるんですけど、

これ論語の中で“詩経”を一言で言うとってところの一節なんですよ。

つまり、「論語の言葉」って言っちゃうのはちょっと違う。

しかも“論語からの引用”として書いちゃうのは、

小さく「おや？」ってなるポイントです。

で、ここからが問題。

広報さん、これチェックしました？

秘書さん、校閲入ってます？

「社長の言うことには逆らえない社風」ってこと…？

──そんな不安が一瞬よぎる。

（株主通信でこんなこと気にするの私くらいかもしれませんが、でもこれ世界に発信されちゃってますよ）

🧵ツッコミ②：紡績会社（6.5％）とは

日清紡ホールディングス。

名前だけ聞いたら「繊維企業」と思うじゃないですか。

でも、株主通信のセグメント別を見ると…

繊維事業の売上構成比：6.5％

もはや紡とは。

売上の半分が無線通信・電子デバイス系です。

つまり「紡績会社なのに通信で生きてる」という謎構造。

本来とは違うフィールドで咲いちゃった感じがじわります。咲かないよりは良いんですけど

🪖ツッコミ③：防衛・マリン受注が牽引＝一過性では？

通信セグメントの増収要因が、

国防系・マリン系の大型受注と書かれていました。

ってことは逆に言えば、

来期以降、この受注が途切れたら半分の売上が揺らぐ可能性もある。

──「業績良かったね！」よりも「それ、来期続くの？」って思っちゃうやつ。

💌ツッコミ④：前島密賞じわる

グループ会社の日本無線・国際電気が「前島密賞」を受賞したそうです。

いや、前島密（まえじまひそか）って、郵便制度の生みの親なんですが、

作ったのに最終的にトップになれなかった人なんですよ。

だから「繊維会社なのに通信で儲けてる」っていう、

この“本来とは違うところで咲いてる感”が、

なんか前島密とリンクして妙にじわるんですよね。

🌸まとめ：株主通信、意外とエンタメ

数字だけじゃなく、

**「株主通信から企業の人間味を読む」**のもけっこう面白い。

特に日清紡のような変遷企業は、

ツッコミどころを拾うだけでも1本記事になるレベルです。

累計配当金（税引後）：2,925円