住友電気工業の株を売却しました。
-
購入価格:1,898円
-
売却価格:6,377円
-
現在株価:6,659円
「今の株価を見ると損してるじゃん」
でも、私の中ではまったく後悔はありません。
理由はシンプルです。
■ 私の売却ルール:配当40年分
私は基本的に、
配当金40年分を一括で回収できたら、一旦売却を検討する
というスタンスで投資しています。
今回の住友電工は、
-
買った当時の配当金基準:約46年分
-
今の配当金基準でも:約37年分
-
株価上昇率:+235%
もう完全に、
配当40年分を前倒しで回収した状態でした。
なので
「まだ上がるかもしれない」
という可能性よりも、
「もう十分すぎる」
という判断を優先しました。
ちょっと飽きたし。
■ それでもまだ上がるかもしれないけど?
もちろん、
ここからさらに上がる可能性はあります。
AI需要、電力需要、
トランプディールによるボーイング受注、
住友電工が電気系統で関わっている点。
材料はあります。
でも正直に言うと、
AI関連として見た場合、住友電工はメイン事業ではありません。
中間報告書を見れば分かりますが、

-
AI関連の売上比率:5.6%
-
自動車関連:56.6%
-
環境・エネルギー:22%
AIはあくまで“テーマの一部”。
■ 結果が出始めたら、株価は落ち着く
これは私の経験則ですが、
材料が現実になり始めた瞬間が、株価のピークになりやすい
今回も同じ構図です。
-
AIで電力使う → 電線が必要
-
みんなが気づく
-
株価が200%以上上がる
-
「当たり前」になり始める
この流れ、何度も見てきました。
■ 資金はもう次に動き始めている
もう一つ、最近の動きがあります。
今、マーケットの関心は
電線 → フィジカルAI に移り始めています。
実際、
これまで電線株を触っていた人たちが
別のテーマに移動しているのが見えてきています。
「まだ買いたい人が70%いる」
という数字を見ると、
正直、
本気で言ってます?大丈夫そ?
という気持ちにもなりました。
■ 40年持つ意味はあるのか?
インフラ株として見れば、
住友電工はとても良い会社です。
でも、
-
すでに配当40年分以上を回収
-
ここから40年持ち続ける合理性は?
- 40年後も会社が存続している保証は?(会社の平均寿命は23年です)
-
いずれ調整が入るのはほぼ確実
- 配当利回りは低い
そう考えると、
今は一旦降りる方が自然だと思いました。
■ また買う可能性はある
誤解しないでほしいのは、
私は住友電工が
「ダメな会社」だと思って売ったわけではありません。
-
インフラとしての価値
-
電線という必須分野
-
国策・大型案件に選ばれやすい立ち位置
これらは今後も変わらない。
なので、
株価が落ち着いて、
インフラ株として普通の評価に戻ったら、
また40年配当用として買うかもしれません。
今回はただの
一旦卒業です。
■ 銘柄分析に使ったのは、いつものこれ
今回の判断でも使ったのは、
▶ マネックス証券「銘柄スカウター」
-
業績推移
-
キャッシュフロー
-
財務状況
-
配当指標
これを一画面で確認できるのは本当に便利。
■ 配当受取は楽天銀行が地味に強い
配当金の受取口座は、
▶ 楽天銀行「配当金受取プログラム」
-
配当金が入金されるたびにお得が止まらない
さらに今なら楽天銀行の口座開設申し込みの際に、紹介コード「P46624317」を入力すれば、口座開設完了で200ポイント、開設した口座に入金でさらに800ポイント、合計1,000ポイントGETできます。
■ まとめ
-
住友電工は良い会社
-
でも株価は十分以上に上がった
-
配当40年以上を前倒し回収
-
なので一旦売却
上がっても下がっても、
もう私の知ったことではありません。
これは失敗ではなく、
ルール通りの利確です
記事一覧
株投資は自己責任。株の購入を推奨するものではありません



