ベトナムの地下鉄が、フォトスポットになってた

きっかけは、インスタかYouTubeのショート動画。

ベトナムの方が、ホーチミンの地下鉄1号線を紹介している動画でした。

これが、なかなか衝撃的。

• ベトナム初の都市鉄道
• なぜか10年くらい遅れて完成
• でも仕上がりは、ほぼ日本

標識は黄色、入口のデザインも黄色、

ホームドアもあって、案内表示も完全に日本仕様。

券売機はなぜか稼働してなくて、

QRコードで改札を通るらしいんだけど、

そこはまぁ「海外あるある」。

そして一番混乱したのが、

地下鉄なのに、地上を走ってる。しかも高架。

地下鉄とは……？と思いつつ、

車窓から見える景色とのギャップがとにかくすごい。

外には、

古いコンクリートむき出しの建物がずらっと並んでいて、

その横をピカピカの最新車両が走っていく。

日本人的に一番「ありえない」と思ったこと

若者のフォトスポットになってる。

駅のホームでポーズを取って写真を撮ってる若者が、

普通に動画の後ろに映り込んでる。

日本で考えたら、

「地下鉄できた！写真撮ろう！」って、まずならない。

せいぜい、新しい東京タワーができた時くらいじゃない？

地下鉄は、あくまで“移動手段”であって、

テンションが上がる場所じゃない。

でも彼らにとっては違った。

それだけ、

「遠くまで快適に行けるようになった」こと自体が、

ものすごく大きな変化だったんだと思います。

地下鉄ができると、何が変わるのか

もちろん、

• 渋滞の緩和
• 大気汚染の改善

こういう効果は、分かりやすい。

でも個人的に面白いと思ったのは、そこじゃなくて。

移動が早くなる＝生活圏が広がるということ。

中心部から端っこまで、

これまで大変だった移動が、一気に楽になる。

遠くに住んでいても、

勤務先まで通いやすくなる。

それと同時に、

日本でいう「定期券」の感覚に近い経済圏が、

これから生まれていく可能性があるなと思いました。

学生が、

「休みの日に、定期の範囲だから遊びに行く」

あの感覚。

駅周辺に人が集まって、

店ができて、

再開発が進んで、

新しい街ができていく。

たぶん、ベトナムは今、

その入り口に立ってる。

そこで出てくる、住友商事

このホーチミン地下鉄1号線。

高架区間の建設を手がけたのが、住友商事です。

正直、めちゃくちゃ遅れたプロジェクトだし、

順調だったとは言いがたいと思う。

でも、

「最後まで作り切った」という事実は、

確実に残る。

これって、

その国やその都市から見たら、

信頼の積み上げなんですよね。

今後、

• 周辺開発
• 物流
• 不動産
• インフラ更新

そういう話が出てきた時に、

「じゃあ、あそこに頼もうか」となりやすい。

都市が変わっていくプロセスに、

また関われる可能性が高まる。

もう工事自体は終わってるけど、

この先も、何かしら関わる余地はあるんじゃないかな、と。

そう思うと、

数字で買った株が、

急にストーリーを持ち始めた感じがして、

ちょっと面白くなりました。

まとめ

私は住友商事を、

バフェットが買ったから買ったわけじゃありません。

完全に、数字で買いました。

でも、

ベトナムの地下鉄がフォトスポットになっている動画を見て、

「あ、この会社、意外と面白いところにいるな」と思った。

都市が変わる瞬間に関わる。

人の流れが変わるきっかけを作る。

その結果として、経済圏が生まれる。

そういう仕事をしている会社から、

私は今日も57円を受け取った。

配当金って、

こういう“世界のどこかで起きている変化”と

静かにつながっているのが、

面白いところだと思います。

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