ヤマダホールディングス(9831)の株を、私は売りました。
「え? この前、株主優待を使いにヤマダ電機へ行って、
そう思った方もいるかもしれません。
はい。言いました。
そして、それは今でも変わっていません。
実際に店舗へ行ってみて、
でも。
「この会社、いいな」と思うことと、「
今回は、ヤマダホールディングスの株を売った理由を、
株主優待をもらって、実際に店舗へ行ってみて、
だからこそ見えてきたこともありました。
ヤマダホールディングスの株を売りました
まず、
そして、これまで株主優待をもらったり、
特に100株という単元で持っていると、配当金の「一撃」
今回も税引後で1,355円の配当金が入ってきました。
これについては別の記事で詳しく書いていますが、
「これ、もう入ってこないんだな」
と思うと、ちょっと寂しい。
▶︎配当金入った記事
これは正直な気持ちです。
ただ、私の場合、
その資金で別の株を購入しています。
だったら、
そう考えて、売却しました。
「いい会社」と「持ちたい株」は違う
今回、一番書いておきたいのがここです。
私はヤマダ電機に実際に行って、
「ここ、好きだな」
と思いました。
これは本当にそう。
でも、それと、
「じゃあヤマダホールディングスの株を10年、
と聞かれたら、私の答えは違いました。
そもそも私は、
そして投資先として考えてみても、
「これ、そもそも私が普段選ぶタイプの株なのかな?」
という疑問がずっとありました。
株主優待は魅力的。
配当金もありがたい。
会社としても面白い。
でも、投資先として自分の資金を置いておきたいかどうかは、
ここはかなり大事だと思っています。
テレビショッピングに少し不安を感じた
私がヤマダホールディングスについて気になっていたことの一つが
ヤマダホールディングスはネット販売などを含むEC事業を伸ばし
ただ、ここで私が思ったのが、
「このECって、
ということ。
ヤマダホールディングスの場合、
もちろん、
実際に売上を作っている以上、需要があるわけです。
ただ、私はここに少し長期的な不安を感じました。
私自身、テレビをほとんど見ません。
気になる番組があれば録画したり、
一時間あるかないか
そして、
もちろん、現在テレビをよく見る世代は存在します。
だから「テレビショッピングはもうダメ」
問題は、その先です。
今テレビショッピングを利用している人たちの次の世代も、
私はそこが少し気になりました。
企業は10年で終わるわけではありません。
20年、30年、その先まで続いていくことを考えるなら、
「今売れている」
だけではなく、
「次の10年、20年でも売れる仕組みをどう作るのか」
というところを見たくなります。
ヤマダホールディングスがそこをどう考えているのか。
私には、そこが少し見えにくかった。
これが一つの売却理由です。
ROEを見ても「効率よく稼げている」とは言いにくい
もう一つ、数字を見ていて気になったのがROEです。
私が銘柄スカウターで確認した時点では、
売上高は伸びています。
営業キャッシュフローも黒字。
フリーキャッシュフローも黒字です。
自己資本比率も48.6%。
有利子負債比率も48.9%。
なので、
「財務が今すぐ危ない会社だから売った」
という話ではありません。
そこは全然違います。
むしろ私が気になったのは、
これだけの資本を使って、
という部分です。
ROE2.33%という数字を見ると、少なくとも私には、
「ものすごく効率よく資本を回して稼いでいる企業」
には見えませんでした。
一方で配当利回りは2%台。
配当性向も77.4%と、
もちろん株主還元はありがたいです。
私自身、配当金をもらうのは大好きです。
でも、
「配当金がもらえるから持ち続ける」
だけでは、私は納得できないんですよね。
その配当金を生み出している企業そのものが、
資本を効率よく使えているのか。
そこまで考えてしまいます。
あの巨大な店舗、本当に必要なのかな?
そして、実際に店舗へ行ったからこそ、
あの大きな店舗、本当にあそこまで必要なのかな?
ということ。
もちろん、これは一店舗を見ただけの私個人の感想です。
ヤマダホールディングスには、
だから、
「店舗が大きい=悪い」
と言っているわけではありません。
ただ、実際に見て、
「ここまで広い必要があるのかな」
とは思いました。
お客さんが少なく見える一方で、
もちろん、その店舗が単純な「家電を売る場所」ではなく、
でも、だからこそ、
その巨大な店舗面積を、
というところが気になりました。
これは店舗を実際に見たからこそ出てきた疑問です。
会社としての方向性が悪いと言いたいわけではない
ここは誤解されたくないところ。
私はヤマダホールディングスの経営戦略そのものを、
「全部ダメ」
と言いたいわけではありません。
むしろ、
家電だけを売っている会社から、
住宅、リフォーム、金融、環境などを含めて「暮らし」
この方向性自体は理解できます。
家電単体では買い替えサイクルがあります。
テレビや冷蔵庫を毎年買う人なんて、そうそういません。
だったら住宅やリフォーム、通信、金融など、
これは理にかなっています。
問題は、
その戦略がどこまで効率よく利益につながっていくのか。
私はそこを見たかった。
そして、自分のお金を置いておく先としては、
「ちょっと違うかな」
となったわけです。
株を売る理由は「その後上がるか」だけではない
そして、私が株を売る時にいつも思うのがこれ。
売った後に株価が上がったって、別にいいんですよ。
へぇ、上がったんだ
とは思いますよ。
人間なので。
今回のヤマダホールディングスも、
さらに、
「売らなきゃよかったじゃん」
と思う人もいるかもしれません。
でも私は、
「私が売った後に、どこかの大口投資家が買った」
という事実を見て、
「じゃあ私の売却判断は間違いだった」
とは思わないんですよね。
だって、
どのファンドが、いつ、どの会社を買うかなんて、
それを予想して株を持ち続けるという投資を、私はしていません。
私が考えるのは、
「今の自分にとって、この資金をどこに置くのが一番いいのか」
です。
私は「資本効率」で考えている
これはヤマダホールディングスに限らず、
お金が必要になったとき、
「何を売ろう?」
ではなく、
「今、何を売るのが一番合理的?」
と考えます。
株だけ持っているわけではありません。
現金もあれば、債券もある、金もある、投資信託もある。
株にもいろいろあります。
その中から、
「今売って利益が出るもの」
「損失をできるだけ出さずに済むもの」
「今後の成長や配当を考えたときに、手放してもいいもの」
などを考えて、一番効率がいいものを選ぶ。
今回、それがヤマダホールディングスだったというだけです。
ただし、私は株を担保にしてまで資金を回したいとは思わない
一方で、資本効率を追求しすぎるのも違うと思っています。
例えば、
「株を売ると税金がかかる」
「含み益を確定すると税金を取られる」
だから株は売らずに、株を担保にしてお金を借りればいい。
そういう考え方もあります。
確かに理屈としては分かります。
資産を売却せずに資金を調達できるわけですから。
でも私は、そこまでやりたいとは思いません。
株価が下落すれば担保価値も下がる。
場合によっては追加の担保や資金が必要になる。
うまくいっている間は非常に効率よく見えても、
「資産はものすごくあるのに、
ということは、
聞いたことがあるはずです。
大金持ちのはずが、突然破産。って話
私はそこまでして資産を膨らませたいとは思っていません。
税金を払ってでも、手数料を払ってでも、
自分がコントロールできる状態で資産を現金化する。
そのほうが自分の投資スタイルには合っています。
「含み益」は現金化するまで蜃気楼
結局、含み益って、
現金化するまでは蜃気楼みたいなもの
だと思っています。
もちろん、含み益にも意味はあります。
資産価値が増えていることには違いありません。
でも、その利益を実際に使えるお金へ変えた瞬間、
「このお金で次の株を買える」
「必要なものを買える」
「生活に使える」
という現実の資産になります。
私は「増やすためだけ」に投資しているわけではありません。
使いたい時に使うために増やしている。
ここは昔から自分の中にある考え方です。
だから今回も、ヤマダホールディングスの株を売ったこと自体を「
私にとっては、
「ヤマダHDに置いていたお金を、
というだけです。
そして村上ファンド系の動きを見て思ったこと
今回、ヤマダホールディングスの株主構成を見ていて、
私は以前から、
「村上ファンドって不動産を持っている会社が好きだよね」
という印象があります。
もちろん、それだけで投資判断をしているわけではないでしょう。
企業が保有している不動産に価値があり、
「そこをどうするの?」
と考えるのは、アクティビスト投資家として当然とも言えます。
ヤマダホールディングスも、
特に都心の立地などは、
「その土地そのものにどれくらいの価値があるんだろう?」
という視点で見られる可能性があります。
店舗として使っている間は、
でも、店舗をどうするのか、土地をどう活用するのかによって、
そう考えると、
私は今回、もう株主ではありません。
だからこそ、
「へえ、ここにそういう投資家が入ってきたのか」
と、ちょっと外側から面白く見ています。
私はヤマダホールディングスを嫌いになったわけではありません
ここが今回の記事で一番伝えたいことかもしれません。
私はヤマダホールディングスという会社が嫌いだから売ったわけで
むしろ、実際に店舗へ行ったことで、
「この会社、思っていたより好きだな」
と思いました。
株主優待をもらったから行ってみた。
そこで実際の店舗を見て、店員さんと接して、
「こういう会社なんだ」
と知ることができた。
これは株主になったからこそできた経験です。
でも、
会社として好きかどうかと、
私は今回、そこを分けて考えました。
付き合う相手と結婚相手が違う、みたいなものです。
……いや、株で例えるなら、
「お店としては好き。でも資金を預ける相手としては、
くらいでしょうか。
私がヤマダHDを売った理由まとめ
最後に、今回ヤマダホールディングスを売った理由をまとめます。
- テレビショッピングを含む現在の事業モデルに長期的な不安を感じ
た - 次世代の顧客に向けた成長戦略が、自分には少し見えにくかった
- ROE2.33%で、資本効率の低さが気になった
- 大型店舗の維持・活用について疑問を持った
- 配当金は魅力的だったが、「配当があるから持つ」
だけでは納得できなかった - 自分の投資スタイルとヤマダHDの株が少し合わなくなった
- 売却資金を別の投資先へ振り向けたほうが、
自分にとって資本効率がいいと判断した
そして何より、
「いい会社だから持ち続ける」ではなく、「
これが今回の売却理由です。
売った後に株価が上がったとしても、それはそれ。
私には私の投資判断があります。
投資って、結局そういうものなんじゃないかなと思っています。
これからも「株主になって分かったこと」を書いていきます
株って、
実際に優待を使ってみる。
店舗へ行ってみる。
商品を買ってみる。
株主として会社を見る。
そうすると、
「この会社、思っていたよりいいじゃん」
ということもあれば、
「いい会社だけど、私の投資先ではないな」
と思うこともあります。
今回のヤマダホールディングスは、まさに後者でした。
株主優待をもらって実際に店舗へ行った結果、
このちょっと矛盾しているようで、実は矛盾していない感覚を、
株主になったからこそ分かったこと。
そして、株を売ったからこそ考えたこと。
これからもそんな視点で、
▶︎ヤマダHDの記事一覧はこちら
投資情報を調べるなら「銘柄スカウター」が便利
今回も私が企業の数字を見るときに使っているのが、
売上高や営業利益、ROE、自己資本比率、
「この会社、実際どうなんだろう?」
と思ったときにかなり便利。
私は特に、配当だけを見るのではなく、利益やキャッシュフロー、
配当金をもらうのは嬉しい。
でも、
そんなわけで、これからも銘柄スカウターを使いながら、
「どうせ買うなら、増やしてから使いたい」 私がハピタスを使う理由
そして、私は普段の買い物でも、できるだけ「ただお金を使う」
必要なものは買う。
でも、どうせ買うなら、
一番還元率が高いところを使う。
割引があるなら使う。
ポイントがもらえるならもらう。
という考え方。
そのために私がよく利用しているのがハピタスです。
私の場合、「節約しなきゃ!」という感覚より、
「どうせ同じものを買うなら、
くらいの感覚。
必要なものを買う。
その買い物でポイントをもらう。
そのポイントを現金や他のサービスに回す。
そうやって、少しでも資本効率を上げていく。
株を売るときも、買い物をするときも、
「お金を使うなら、できるだけ増やしてから使いたい。」
そんな私には、ハピタスがかなり相性のいいサービスです。
楽天などで買い物をする場合も、
「どうせ買う予定だった」というものこそ、
私はそう考えています。
楽天銀行×1株投資は最強コンビ
配当金の受け取りなら楽天銀行がおすすめ。
その理由は、楽天銀行が実施している「
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株投資は自己責任。株の購入を推奨するものではありません。


