先日生命保険料控除を利用した節税・貯蓄について書きましたが、今回は具体的に自分がどの商品を利用してこの制度を利用しているかをご紹介します。前回の生命保険料控除の記事通り、自分は「保険付きの節税できる積み立て貯蓄」という観点で選んでいます。
生命保険料控除用
三井住友海上あいおい生命の「積立利率変動型終身保険(低解約払戻金型)」
この商品の特徴
・払込期間が終了するまでの解約払戻金を低額に抑えることで、保険料が通常タイプの70%になります。そのかわり、払込期間終了後に解約払戻金が払込金の100%を超えます。自分の場合は払込期間15年なので、それ以降に解約すれば100%を超える計算になります。
・さらに、生命保険料控除やクレジットカード払いの還元も上乗せされます。
介護医療保険控除用
東京海上日動あんしん生命の「メディカルKit R」
この商品の特徴
・70歳になったら今まで払い込んできた保険料が健康還付給付金として返ってきます。
ただし、70歳までに入院・手術して入院給付金を受け取った場合は、入院給付金分が差し引かれた額しか返ってきません。
ですので、健康でいられるように頑張ります。入院するほど損をします。ですが、保険付きの節税できる積み立て貯蓄と考えればお得なんです。たとえ、何度も入院して健康還付給付金が0円となったとしても、節税やクレジットカード還付という方法でただ積み立て貯金をするよりも全然お得になります。
個人年金保険控除対象の保険については、何かお得なのがないかと、まだ現在検討中です。
考えられるリスク
・制度が変わる
クレジットカードの還付率が変わる・保険料控除の税制が変わるなどです。しかし、それは、なんにでもいえることで、制度が変わるにしたがって、乗り換えていくほかありません。
・インフレリスク
インフレリスクについては、貯蓄についても同じといえる思います。保険として、もしもの時に受け取れる給付金の価値が変わってしまうのも他の保険も同じです。
比べてみましょう(30歳男性の場合・単純計算です)
◆医療保険メディカルKit Rを利用して積み立てた場合
月5924円×12か月×40年=284万3520円
健康還付給付金 278万8800円
クレジットカード(REX CARD Liteで払った場合)の還元
月5924×1.25%×12か月×40年=3万5520円
生命保険料控除による節税額(還付・控除)(以前の生命保険料控除の例を基にした単純計算です)
年節税額8933円×40年=35万7320円
得られる利益 合計33万8120円(現時点基準)
◆普通に積み立て貯蓄していた場合
月5924円×12か月×40年=284万3520円
現在のゆうちょ銀行の0.001%で計算すると(ゆうちょ銀行の場合積み立て定期貯金は複利です。)、40年間で得られる利息は354円です。悲しすぎる。しかも、ここから利子所得に対する税金20.315%が引かれます。
得られる利益 合計354円以下(現時点基準)
以上節税・積み立ての観点から保険を見てきましたが、自分が純粋に保険として必要と思い入っている保険を一応ご紹介していきます。
・AIG富士生命の「がん・ベストゴールド」
・あいおいニッセイ同和損保の「家庭総合保険」
◆特に地震保険は絶対に入っておきたいと思い入っています。地震大国ですし、もはや日本中どこで起こるかわかったもんじゃないんで。ちなみに、地震保険料控除というものもありますが、地震保険には積み立て型となるものがないので、単純に控除のみです。あるといいのにとは思いますが。
所得税:年間払込保険料の全額(最高5万円) 住民税:年間払込保険料の2分の1(最高2万5000円)
◆個人賠償責任保険も絶対に入っておきたいと思い入っています。損害保険の特約としてつけられることが多いです。あとはクレジットカードの特典などですね。日常生活で起こったトラブルに対する賠償責任を保証してくれます。何が起こるかわかりませんからね。